もと引きこもり不登校息子くん、はじめて学校のテストを受ける!!
2018年 07月 23日
せいさ国際高校に入学して、3ヶ月が経ちました。
小学校2年生から、一般の子供たちとは違って、ほとんど家で過ごす不登校生活を送ってきた息子くんも、やっと学校に通う生活リズムに慣れたようです。
せいさ国際高校は、通学型通信高校なので、通学スタイルを選ぶ事ができます。
週1~週5日まで、通学日数にあわせてカリキュラムを作ってもらえて、試験やレポート提出、行事への参加などで、高校卒業の単位をとることができます。
一番すごいなと思うところは、もしもその行事や授業に参加できなくても、別のことで、単位をとれるように、さまざまな工夫をしてもらえるところです。
本当に、不登校だった子どもには、通いやすいありがたい高校だと思います。
息子くんは、元気に高校生活を送っていますが、とうとう1学期最大の山場!!
定期試験が行われることになりました!!
実は、この息子くん、小学校2年生から、母以外に勉強を教わったことはほぼないんです。
しかも、1カ月だけ中学校3年生の時に学校に通って受けた実力テストと小テスト以外は、学校では試験を受けたことがありません。
ええーっと・・・。
受けれるの?学校でテストとか、できるのかい?息子くん、大丈夫ー??
聴覚過敏がひどかった息子くんを育ててきた母としては、まず、学校でテストが受けれるのかが心配でした。
息子くん、はじめて、学校の試験のための勉強を2日間だけしていました。
家庭科は、忘れてたー!!と言いながら、試験の朝に勉強していました。
結果としては・・・。
無事に受けることが出来て、赤点もないどころか、良い点数をとることができました。
息子くんが、戻ってきたテストを見せて、言いました。
「オレさー。いっつも母さんに、お前は出来ていないって言われながら勉強をしてきたじゃん。」
「だけど、実は、学校の定期テストとかだったら、メッチャ頭良かったんじゃないかな?」
母、戻ってきたテストを見て、驚きました!!
まず、字がきれいに書いてある!!
そして、苦手だと思っていた暗記問題が、ちゃんと漢字で書けているー??
ため息をつきながら、母は、思わずあやまりました。
ごめん・・・。息子くんって、思ったより賢かったんだねー!!!
息子くんは、大喜びで、言いました。
「やったー!!オレって、思ったより賢かったんだよー!!」
誰にほめられるわけでもなく、長い間コツコツ勉強を続けてきた息子くんは、高校生でやっと学校で試験を受けることが出来ました。
思ったよりも賢かった事に、あれ?マジごめん、気づいてなかったよ・・・と母は心の中で苦笑いしました。
息子くんがニヤリと悪い笑顔で、母に告げました。
「母さん、約束は守ってくれるよねぇ。」
「良い点数だったら、一教科につき、炭酸ジュース5本って、オレは約束してもらってたんだよねぇ。」
あー。ノリで、そんな約束をさせられたような・・・?
炭酸ジュースを2ダース入った箱で買わされた母でした・・・。
息子くんが、上機嫌で言いました。
「学校のテスト最高!!炭酸ジュース、ゲットのために、オレはこれからもガンバルぜ!!!」
いやいや、約束してないから・・・。次回もとか言ってないから・・・・。
母は、旦那さんにテストの点が良かったら、毎回ジュースを買わされることを相談しました。
旦那さんからの返事は・・・。
「しかたないね・・・。」でした。
そういえば、母も思い出しました。
母の実家も、兄弟3人のうち誰かが学年1位とかになると、食べ放題に連れて行ってくれる家でした。
母の母は、1万円を見せながら、ファーストフードの店で好きなだけ食べなさーいと言っていました。
そのために、がんばった学校のテスト・・・。
遺伝?それとも、歴史は繰り返されるのか?
何はともかく、無事に学校の試験を受けれて良かったなぁと嬉しく思った母でした。