息子くんのせいさ国際高校での生活は・・・。(4月5月、大変な時)
2018年 05月 14日
4月のはじめから、とうとう高校生になった息子くんは、どんな暮らしをしているのか?
8年間もほとんど学校に通えなかった不登校の子が、高校に通えているのか?
そんな声を最近よく聞くので、息子くんの生活を紹介させていただきます。
4月5月、学校生活は、この二ヶ月で決まるといってもいいくらい大変な時期が、早いものでもう過ぎようとしています。
息子くんは、元気に通っています。
先日、せいさ国際高校の在校生卒業生の親の会の総会がありました。
30分だけでしたが、母も参加してきました。
その時に、小学校2年生の時から息子くんの事を知っている先生にお会いできました。
先生は、すごく嬉しそうに言いました。
「息子くん、元気ですよー。元気すぎて、悪い悪い!!」
伸び伸び楽しく通っていると話してくださいました。
聴覚過敏の息子くんは、教室に入れない子でした。
中学校3年生で、どうしても学校に行きたいと言って、1カ月通った時は、音がうるさくて、誰とも会話する余裕もなく、一人、じっと座っていました。
それから1年経って、聴覚過敏がおさまってきたのと、フリースクールでずっと通って慣れた場所ということで、元気に過ごせるようになりました。
悪いくらいでいいじゃない!!本来の息子くんは、おしゃべりで、面白い事大好き、友達大好きな悪い子です!!
高校は、いろんな選択ができました。
でも、あえて、今までなれた場所、そして、幼馴染もいるせいさ国際高校にして良かったと母はしみじみ思いました。
せいさ国際高校の二ヶ月は、どんな生活だったのか?
簡単に言うと、行事が多かったでした・・・。
始業式に始まって、クラスわけをするテスト、国語、英語、数学がありました。
そして、健康診断。
別の会場に、バスでみんなで行っての日帰り研修がありました。劇団の劇を見たそうです。
その後、隣の県まで行っての入学式。
そして、少し離れた市の体育館で、スポーツ記録交流会が終わったばかりです。
フリースクールにきてくれていた幼馴染のKくんは、言いました。
「せいさのスポーツ交流会は、運動会だと考えると、楽勝だよ。疲れないし、しゃべってていいし。何でか、途中で、お笑い研究会が出てきたけどね。」
我家のフリースクールであずかっていた、Kくん、Jくんも全ての行事にここまで参加できました。
休まないで、元気に通っている姿は、本当に成長したなぁと、嬉しくなります。
ちょうど良かったのは、母の塾がまだ始まっていない時期だったので、大変な4月5月は、行事の時は、できるだけ送迎を三人まとめて手伝う事ができました。
そして、5月の終わりに、最大の山場を迎えます。
一年生の修学旅行にあたる、北海道研修旅行です。
3泊4日の長い旅になります。
発達障がい・不登校・・・。
いろんな特性を抱えて来た子どもたちが、無事に行けるのでしょうか?
不安はあるのですが、三人とも行くと言っているので、がんばってほしいと思います。
せいさは、いろんな特性に先生たちがあわせてくれる高校です。
だから、心配な事は、先生に相談すれば、大丈夫という安心感があります。
Jくんは、飛行機に乗るのが不安です。
息子くんとKくんは、食べ物が心配です。
動物園に行くのに、動物に関わりたくないとか、ラフティングというアトラクションをするのに、水が怖いとか・・・。
薬を自分で忘れずに飲めるのか?などなど・・・。
一般の子どもでは、考えられないほど、難しい特性も、全部相談できるのがせいさ高校の良さです。
今度は、羽田空港まで2時間かけて、送迎になります。
親子そして、先生と一緒にというコンセプトがせいさ国際高校なんだなぁと、しみじみ感じた4月5月でした。
せいさ国際高校に通うためには、まだまだ親の手助けがいるようです。
でも、元気に通う息子くんを見ると、出来る事は、応援しようと思う母でした。