母、良いアイデアを思いつく! ~娘さんの新しい器械体操教室でのこれからの道~
2017年 09月 07日
娘さんが、私立中学校を退学して、新しく通い始めた器械体操教室でも、また、問題が起きていることを、母は、一ヶ月前に見学に行ったときに、知りました。
とても一生懸命に、娘さんに教えてくださっているコーチでしたが、とにかく、相性が悪かったんです・・・。
発達障がいの特性の強い子どもは、大好きだと思う相手の言う事は、とても素直に聞きます。
でも、相性が悪い相手には、あからさまに、嫌な態度をとってしまうものです。
娘さんは、母に言いました。
「新しい体操教室はさ、嫌いじゃないんだよ。居心地はいいんだよね。だけど、コーチの機嫌が悪い時は、こっちまで、腹が立つんだよね。」
「オレはさ、器械体操の技が出来るようになれればいいんだよ。だから、大丈夫。この体操教室でがんばってみるよ。」
私立中学校のきつかった事を乗り越えた娘さんは、とても強くなりました。
そうなんだねぇ。うーん。そうかぁ。でもなぁ。何か、もっと娘さんが楽しく器械体操を続けていける方法はないんだろうか?
ちょっと、一般とは違う考え方なのかもしれない母は、大会できらびやかな姿を見たいとか、賞をとる事よりも、ずっと、器械体操を好きな娘さんで続けていける方がいいと思ってしまいました。
それから、一ヶ月あまり、様々な方法を調べながら、母は、毎回器械体操教室に、娘さんを送迎していました。
そして、最近、急に、娘さんが上機嫌で、器械体操教室が終わって、外に出てくるようになりました。
そして、こんな事を言いました。
「今日の器械体操教室さ、メッチャ楽しかったんだよー!!」
え?何があったの?
娘さんが、笑顔で言いました。
「なんでかさ、オレのいるグループを、コーチが教えなくなったんだよ!!」
ええ?じゃあ、誰が教えてくれてるの?
「わかんねぇ。今まで、座って見るだけだった、おじさんなんだよ。あれって、誰だろう?」
ん?おじさん?誰?
母、思い当たりました。
ああ!!それってさ、監督さんだよー。中国の人じゃない?
急に、なぜか娘さんのグループは、監督さんが教えてくれるようになりました。
娘さんが、とっても上機嫌で器械体操教室を出てくるので、母は、とても楽になりました。
そして、今日、一ヶ月に一回の見学に、母は、行きました。
どうも、他のお家の人たちと、見に行くタイミングが違うようで、また、一人だけの見学になってしまいました。
器械体操教室が、はじまりました。
娘さんと相性の合わないコーチも、同じクラスにいるのですが、なぜか、娘さんは、中国人の監督さんのグループになっていました。
それから、跳び箱。鉄棒を練習しました。
監督さんが、一言コツを伝えるだけで、娘さんは、出来るようになります。
そして、ものすごくほめられて、とても伸び伸びと練習していました。
母は、ハッと思いだしました・・・。
そういえば、娘さんは、昔から中国の人たちに、異常なほど好かれる子でした。
公園にいれば、写真をとらせてほしいと、取り囲まれていました。
おおおー!!
母、ひらめいたよ!!
娘さん、この監督さんに教えてもらえるコースにずっといればいいんだよ!!
まもなく昇級試験があって、たぶん、受ければ、一つ上のコースに上がれるのかもしれません。
でも、上がらずにこのままいれるだけこのコースで、ずっと監督さんに教えてもらうほうが、きっと、娘さんには、合っていると思いました。
でも、問題は、このコースでは、平均台や跳馬、高い鉄棒ができないということです。
上手くなりたい娘さんには、設備も必要です。
また、母は、ひらめきました!!
新しい体操教室から、車で30ほどのところに、一週間に一回だけ貸してくれる別の体操教室がある事を、調べていて見つけました。
足りない練習は、母が付き添って、週に一回、本格的な設備で、自主練習すればいいんだよ!!
娘さんに話してみると、大喜びでそうするとうなずいて、こんな事を言われました。
「もうさ、これって、裏ルートすぎて、他の人には、理解できないだろうね!!」
最近、娘さんと一緒に、器械体操を一生懸命してきた多くの友達が、様々な理由で、どんどんやめていってしまいました。
娘さんには、楽しく、そして、上手になっていく道を進んで行って欲しいと母は、思います。
これによって、娘さんの器械体操の練習スケジュールは、今後、このようになる予定です。
月・水・日曜日は、小さなショッピングモールの器械体操教室で、一時間半の練習。
火・木・土曜日は、新しい体操教室で、一時間の練習。
そして、新しい体操教室の練習が終わったあと、別の体操教室の設備を借りて、二時間くらい自主練習。
週6日、練習しながら、とりあえず中学校の時期を過ごしていけたらいいなと思います。
まだまだ続く送迎と付き添いの日々ですが、母は、楽しく感じてしまっています。
とにかく、発達障がいの子育ては、手がかかるもの・・・。
なには、ともかく、元気に成長しながら、好きな事を思いっきりしつつ、働ける大人になってもらえたらいいなと思う母でした。