娘さん、私立中学校で、隣のクラスへの移動が決まる ~いじめにあったクラスからの脱出~

私立中学校で行われた中間試験を受けた4日後に、娘さんと母は、学校に行きました。

母は、いつも仕事明けに、学校に通っているような気がします。

母は、深夜早朝の飲食の仕事を週3回しているのですが、入学してから、2ヶ月の間、ほぼ、週3回中学校に通っているので、ちょうどそのタイミングになってしまうようです。

片道1時間を、週3回通っていると、もう道にも慣れてしまいました。

電車でも、車でも、私立中学校周辺の裏道にまで詳しくなってしまっています。

意外と、母は、遠い場所でも、本来は、仕事で通勤できるタイプなのかもしれない・・・。

そして、先日、中間試験の一日目に、旦那さんと娘さんを車に乗せて運転した、限界を超えた日を思えば、もう何でもありだよね・・・。

自分のポジティブな性格が、毎回苦労する道を選んでいるような気はするのですが、この2ヶ月で、私立中学校への送迎も、母は、気にならなくなってしまったようです。


今回も、仕事明け、少しだけ仮眠をとった後に、娘さんと一緒に学校へ出かけました。

他の子供たちは、体育の授業で、いませんでした。

会議室で、いじめにあったクラスの担任の先生と、学年主任の先生と一緒に、話し合いとなりました。

学年主任の先生が、話はじめました。

「今回の進学コースへのクラス移動の件についてですが、結果から言うと、移動できる事になりました。」

「各教科の先生たち、そして、学年全体で会議をしました結果、娘さんの学習態度は、申し分なく良かったのですが、中間試験の結果を見てということになりました。そして、試験の結果も全ての教科が良いということでしたので、今回、移動という事に決定しました。」

母は、あれ?と思いました。

保護者会で、進学コースへの移動や、その反対に一般コースへの移動は、いつでも出来ますって、簡単にはなしていたはずなのに、ものすごく、慎重なのはなぜ?

先に、全ての話を聞くことに決めていた母は、静かに、学年主任の先生の話を聞きました。

「進学コースになったからには、しっかり勉強をしていってほしい。学習は、2年生の段階で、中学校の勉強を全て終わる速度だから、大変だと思うけれど、がんばってほしい。」

娘さんは、うなずいていました。

話を聞いて、驚いたのですが、どうやら、進学コースに移動した例は、最近では、昨年に一人だけだったようで・・・。

改めて、え?大事だったの?と、学校側の慎重さと力の入れ具合に、驚いてしまいました。


勉強をがんばるようにという話をされて、この話し合いが終わりかけたので、母は、口を開く事にしました。

言うべき事は、言っておく。そして、次に進みやすいようにしておく。

それが、この長い義務教育の中で、母が体得した、対、先生や役所の人たちへのスキルです。

丁寧に、誰も責めることをせず、ただ、事実を話し、最悪の時には、どのように動いてほしいかを相手に伝える事。

そして、感情は出さず、どこまでも冷静に最後まで話す事。

これが、教育関係に携わる人たちへ伝えるための最大の技だと、母は、思っています。


しっかりと、学年主任の先生の目を見て、母は、静かに言いました。

今回のクラス移動の根本にある、我が家の主人と私の考えを、話させてください。

今回、2ヶ月の間、今のクラスで、娘さんは、いじめに合い、そして、いやがらせを受けています。

先日も、『クラスのみんなが、娘さんの事を嫌っているよね。』と、休んでいる間も、クラスの子どもからメールをされました。

そんな中でも、娘さんは、この私立中学校を好きだから、通い続けたいと言います。

それで、クラス移動できるならばと思い、あまり学力向上には、家庭的には、興味はなかったのですが、進学コースに移動することを希望しました。

あくまでも、人間関係と環境が良くなる事を、望んでの移動希望ですので、そこは、ご理解してください。


担任の先生は、青い顔をして、辛そうに言いました。

「そんなに、ひどい事をされていたなんて・・・。」

学年主任の先生は、言いました。

「話は、少しは聞いています。」


母は、今後の事を伝えました。

今回、進学コースに移動するということで、学力的な問題は、娘さんは普段から勉強をするタイプですのであまり心配していません。

何か足りないところがあれば、全力で家庭でもサポートしていきます。

ただし、クラスを移動しても、友達との関係で、良い関係が出来ない時は、申し訳ないのですが、夏をめどに、転校させていただくと思います。

親として、辛い環境にいさせ続ける事は、本当に耐えられないものです。どうぞ、ご理解ください。よろしくお願いします。


学年主任の先生は、言いました。

「わかりました。もしもそうなってしまった時は、本当に、学校側として、申し訳ない限りだと思います。その時は、転校を止めることはできませんし、あやまるしかないと思っています。」



話し合いを終えた後、いじめにあったクラスの荷物を、担任の先生と一緒にクラスに入って、全て回収しました。

嫌な思いをした場合は、トラウマにならないためにも、辛かった場所には、しばらくは入らないほう良いと母は、思っています。


娘さんが、ロッカーから荷物を出す間、母と担任の先生は、少し話しました。

担任の先生は、ずっと、気づけなくて、力不足で申し訳なかったと言いました。


母は、笑顔で、担任の先生に言いました。

先生にはお世話になりました。

残念な事に、娘さんとタイプがあう子が、このクラスにはいなかっただけですよ。

これからも、どうぞよろしくお願いします。


担任の先生は、隣のクラスでこれからも、娘さんの事を見ていきますと言いました。


これで、大変だったクラスとは、さよならだねーと言いながら、私立中学校を後にしました。

帰る途中で買ったジュースとスイーツを食べながら、ホッとした表情で娘さんが言いました。

「ほんっとに、あのクラスさ、クソだったよなぁ。」

ほんとだよね。ひどすぎて、ビックリだったよねー。

母は、娘さんに一言だけ言いました。

こんどはさ、ボッチはやめて、誰か気の合う子と一緒に、昼ごはんとか食べたらいいんじゃない?

やっぱり、ボッチは、寂しいからねぇ。


娘さんは、次のクラスの事を話してくれました。

「こんどのクラスは、人数が少ないじゃん。だから、昼ごはんは、みんなで一緒に半円みたいに机を並べて全員で食べるんだよ。」

「そこの子たちはさ、小学校にいた女の子たちみたいな感じだから、気が合うと思うんだよね。」


6月から、娘さんは、隣の進学コースに移動する事ができるようになりました。

新しいクラス、そして、また器械体操部の生活が始まります。

母は、また仕事明けではありますが、荷物が多すぎて電車では運べない娘さんに付き添って、また学校まで一緒に行く事になりそうです。

この私立中学校に行きたいという、娘さんの夢を叶えるために、もうひとがんばりしていきたいと思います。


発達障がい・不登校から、私立とはいえ一般の中学校へ通うという道は、本当に親子共に大変な道だったと、今さらながら思います。

出来れば、周りの人たちには、こんな苦労は、してほしくないなぁと、しみじみ思った母でした。












Commented by くろくろ at 2017-06-01 00:02 x
娘さんが中学に入学してから。息子君が中学校に行き始めてから。ブログを読むたびに、我が家の今までが思い出されて息をするのも苦しい思いで読んでいました。chieさんの優先順位が、いつも子ども達の心の平穏であること。そのことが一番いい方向へ導いているんだなぁ。と感じました。娘さんは好きな私立中学へ通えてよかったです。息子君も自分の道を選びなおして進めてよかったです。一筋縄ではいかないですね。発達障害の子ども達は。子育てはまだまだ続きそうですね。お互い頑張りましょう!応援しています(#^.^#)私もここで力をもらっています。
Commented by chie_tknr at 2017-06-02 06:31
くろくろさんへ

くろくろさん。コメントありがとうございます。
本当に、元気をもらいます。

いや~、きっと、厳しい道だよと。やめといたほうがいいんじゃない?と、子どもたちには、言ってみた道でしたが、本当に厳しかったです。

発達障がいの子どもたち、本当に、楽しく過ごせる学校生活は、特性が強いと難しいですねぇ。

でも、学校に合わなかったからといって、その子が、ダメなわけじゃないし、自信は失ってほしくはないんです。
だから、挑戦はさせてあげたいけど、この道じゃなかったと思ったら、無理はしないで、別な道をさがしてほしいなと思います。

本当に、子育ていろいろですねぇ。でも、くろくろさんも戦っていると思うと、私も強くなれます。

これからも、立ち上がっていきます!!!
くろくろさん、ありがとうございます。
by chie_tknr | 2017-05-31 10:49 | 学校の事 | Comments(2)