発達障がい不登校の子どもが、学校に復帰すると起きる辛い話 (1) ~息子くんの過酷な中学校生活~

よく、義務教育なのだから、学校に子どもは通わせるべきだろうという様々な人の声を聞きます。

本当に、発達障がいの特性の強い子どもに、学校に通うことは、必要なのでしょうか・・・?


我が家の公立中学校に通っている息子くんへの周りの子どもたちからの扱いが、日に日にひどいものになっています・・・。


もうすぐ、中学校で、体育祭があります。

中学校3年生。どのクラスも、団結して絶対勝つぞと、朝・昼・放課後練習をして、盛り上がっています。

息子くんは、発達障がいの特性の強い子どもです。

ずいぶん、おさまってきたとはいえ、聴覚過敏が強くて、今でも、遠くの物音が聞こえたり、いろんな音が、ものすごい大きさになって、聞こえてしまったりする特性は、まだまだ残ってしまっています。


息子くんにとって、公立中学校の校舎に響く物音は、母が想像するよりもはるかに、大きな音だと思います。

だから、授業が終わって、休み時間は、机にうつぶせになって、誰とも話さずに休むという態度になっているのだと思います。


そんな、学校の日常でさえ辛い息子くんの生活は、登校しだしてすぐから、体育祭の練習がはじまるという、過酷な生活になりました。


息子くんのクラスには、息子くんの幼馴染の友達たちは、ほとんどいません。

授業に、集中したいために、おしゃべりする子を注意したり、休み時間は、疲れて話さない息子くんに、クラスの子どもたちは、遠巻きに見ながら、冷たくなっていきました。


息子くんは、よく、校舎内で迷子になりました。

移動教室の時に、うっかりすると、教室に誰もいないという状態ということがあり、広い校舎の中で、音楽室や技術室を一人さがして、歩くようになりました。

息子くんは、明るく言いました。

「トイレとか行ってさ、教室に戻ると誰もいなかったりするんだよね。まぁ、よくそこらへんを歩いている先生にお願いすると、教室まで連れて行ってくれるんだよ。オレは、ボッチでも、聞けるボッチだから、良かったよね。先生たちも、優しいよ。」


別のクラスにいる息子くんの友達が、母に言いました。

「息子くんが、急いでてさ、『ねぇ、技術室ってどこ?』って、授業がはじまる2分前くらいにオレに聞くんだよ。道を教えたら、『ありがとう』って言って、走っていったんだけどさ、オレだったら、あんな状況、耐えられないなって思うよ。」


そうやって、困った時は、いろんな人に自分から声をかけて、助けてもらいながら、息子くんは、この一ヶ月公立中学校に通い続けていました。


クラスでは、ほとんど話す事ができないまま・・・。


でも、息子くんは、言いました。

「学校で、授業を受ける事は、楽しいし、担任の先生とは、話が出来るからね。いまだにクラスに仲の良い友達が誰も出来ないのが、どうしてかな?とは、思うけど、学校は楽しいよ。」



発達障がい・不登校・・・。

何が、一番学校に復帰して、大変になるのでしょう?


息子くんが、教えてくれました。

「やっぱりさ、不登校になっていると、机と椅子に長時間座って勉強する事ってあまりないんだよね。学校では、ずっと座っているし、姿勢を良くしていないといけないから、それが、大変だなと思ったよ。」

「他の事は、ほとんど、がんばれば何とかなるんだけど、体育の授業だけがね、運動をあまりしなかった分、体力が続かないんだよ。走って、10メートルくらいで、吐き気がするんだよね。だから、少し参加しては、見学をさせてもらいながら、ちょっとずつ入れる時間を増やしていくしかないんだよね。」


ほとんどの事を、自分から先生に相談しながら、一ヶ月がんばってきた息子くんでした。

自分の意思で、どんなに大変だとしても、公立中学校に通いたいと言った息子くんは、一言も辛いとか大変などと言う事はありませんでした。


いろいろな大変そうな話を、土日遊びにきている中学校に通う幼馴染の子どもたちから、聞いていても、息子くん本人が、家に帰ってきても元気なので、あえて、母も何も言わず、見守ってきました。

でも、クラスの周りの子どもたちの息子くんへの関わり方は、ひどくなるばかりでした。



~to be continued~



by chie_tknr | 2017-05-18 12:51 | 学校の事 | Comments(0)