母は、娘さんの通っていた私立中学校に書類を書くのと荷物を引き取りに行ったすぐ後に、次の居場所、公立中学校とせいさフリースクールへの転入手続きをはじめました。

公立中学校は、地域の教育委員会に電話で話をして、二年半通っていた学区外の中学校へは通えないことがわかっていました。

疲れ果てている娘さんが、新しく近所の公立中学校へ通えるとは、思えませんでした。

それで、娘さんと話し合って、近所の公立中学校には、在籍だけすることにして、発達障がいを本当に理解してくれる居場所、せいさフリースクールに中学校の間は、通うことに決めました。


近所の公立中学校には、兄である息子くんが在籍しています。

ちょうど良いタイミングで、息子くんの担任の先生から、電話がかかってきました。

それで、娘さんが転入したいという事を、伝えてもらうことができました。

副校長先生と電話で話して、必要な書類を教えてもらって、私立中学校に電話で伝えて、取り寄せました。

3週間ほどで、転入願いが受け入れられて、娘さんは、6月30日づけで、私立中学校から、公立中学校へ転校することができました。

公立中学校は、今年から校長先生がかわりました。

そのせいなのか、対応があっさりしています。

担任で、学年主任の先生だけに一度会いました。

そこで言われた事が、去年とは、全く違って簡単に終わりました。

「それでは、在籍だけということなので、娘さんが学校に来るとなるまでは、名簿にも載せず、他の子どもたちにも、何も言わないようにしますね。」

ちょっと寂しい気もしましたが、娘さんの場合は、友達もいないし、気にするタイプなので、他の子どもに全く知らされないほうが、都合が良いなと思いました。


娘さんは、きっと公立中学校に通うことは無いと思います。

本当に、通うのは、せいさフリースクールです。そして、そのまませいさ高校に通う予定です。

せいさフリースクールでは、好きなゼミを受けることができるので、娘さんは、3回も無料で体験させてもらいました。

せいさフリースクールには、息子くんも、我が家のフリースクールや家庭教師の子どもたちも、通っています。

兄弟同じ時間に通って、一緒のクラスでと思ったのですが・・・。

さすが、我が家の子どもたちは、自由でした。

息子くんは、9時40分からの総合のゼミに通っています。

そして、娘さんが選んだのは、10時40分からの学習ゼミでした。


娘さんは、我が家とせいさフリースクールで、他の子どもたちと一緒に週4日勉強することになりました。

勉強は、私立中学校の教科書問題集をそのまま使って、母が計画的に進めていく事にしました。

器械体操と勉強、両方の居場所が決まりました。

娘さんは、言いました。

「せいさは、普通の学校よりも、勉強しやすいよ。」

母は、どんどん元気になっていく娘さんを見て、本当に嬉しくなりました。

娘さんは、行きたかった私立中学校へは、通い続けることができませんでした。

すごく辛い経験だったと思います。

でも、一ヶ月経って、大きな声で笑い、元気に運動も勉強もすることが出来ています。


今回、本当に子どもたちを、行きたいという道へ進ませてみて、思ったことがあります。

やはり、やりたいと思う事は、最大限親は、応援する事が大事だと思います。

でも、難しい道だと、わかっているときは、必ず、前もって、その道が合わなかったときに、次に進めるように、安全な居場所も探してあげておくことが大切なのだと思いました。

自信を失ってしまわないように・・・。

そして、少し、子どもたちが思い描いていた道と違っても、この道でも良かったのだと思えるように、一緒に応援していく事が、何よりも元気に成長していくことにつながっていくのだと思いました。

発達障がい・不登校。本当に、難しい子育ての日々です。

だけど、難しいけれど、それ以上に面白いと、いろいろ大変だったけれど、やっぱり思った母でした。


昨年の1月ごろよりはじまった、我が家の子どもたちの学校への道も、困難を越えて、やっと落ち着きました。

本当に、応援し続けてくださり、ありがとうございました。

この経験を、少しでも、周りの人たちに役立てることができたらいいなと、しみじみ思う母でした。





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# by chie_tknr | 2017-07-03 22:34 | 学校の事 | Comments(0)

娘さんが、小学校3年生から行きたいと思って、やっと入れた私立中学校でしたが、いろいろな問題が起きて、転校する事を決めました。

そして、荷物を全て取りに行き、私立中学校の先生たちに挨拶を終えた後から、ものすごい勢いで、母は、娘さんが次の道へと進めるように、動きだしました。

娘さんは、一般と比べて自分ががんばれていないと思うと、とても罪悪感を感じるタイプの子どもです。

今回の私立中学校に行けなくなってしまったということで、精神のバランスを崩してしまわないようにする事を、一番に気をつけて母は、動きました。

それには、スピードが一番大事だと思いました。

大好きな器械体操を思いっきりできる環境にすぐに移れるようにすること。

そして、私立中学校へはいけなくても、自分が行く事が出来るという外部の居場所を作ること。

それが、娘さんが、自信を持って、過ごしていく方法になると思いました。

まずは、以前から、私立中学校の器械体操部が合わないときにとさがしていて、体験までしていた体操クラブに、すぐに入会しました。

そこの体操クラブは、車で30分の距離にあります。

まずは、一番下の一般レベルのクラスから入会して、三ヶ月に一回ある昇級試験で、育成コース、選手コースへと上がっていくシステムの設備の充実した体操クラブです。

週3回の練習を、一般クラスの間は、その体操クラブでしていく事になりました。


入会の時に、コーチの男の先生から、こんな事を言われました。

「これから、選手になっていくならば、がんばって欲しいことがあるんです。」

「これからどんどん難しい技をやっていくので、体重が重いとケガのリスクが増えると思います。」

「せめて、あと5キロは痩せるようにしてください。」

ん?痩せる?・・・ 母は、とりあえずハイと言って、体操クラブをあとにしました。

娘さんが、おもしろそうに言いました。

「スゲーよねぇ。オレさ、痩せれば選手になれるって言われたんだよねぇ。」

ああ、そういう事なの? 娘さんは、コーチの言った意味がわかったようです。

そして、嬉しそうに言いました。

「今まで、私立中学校の器械体操部ではさ、全く技を教えてもらえなかったんだよ。筋トレと走りこみばかりでさ。補助もしてもらえないから、他の先輩を見て、何とかやれるようにしようと思ってがんばったんだよ。」

「だけど、この体操クラブのコーチは、どんどん難しい技をさせてくれるって言ったんだよ。しかも、補助もしてくれる。」

「ただ、痩せればいいとか、すごくね!!オレ、マジで、がんばるわ!!」

良いコーチだよね。痩せなさいってただ言うのではなくて、ケガのリスクを少なくするためにって、言ってくれたんだね。

じゃあ、母も、娘さんのために、全面協力することにするよ!!

娘さんは、決して太っているわけではありません。

一般の女の子の中では、スタイルの良い方だと思います。

筋肉がついていて、お腹は、4つに割れているくらいの体格です。

でも、器械体操を本格的にやっていく子どもたちの中では、体重は重いのだと思いました。

しかも、娘さんは、精神的なストレスから、私立中学校に入学してから、たくさん食べるようになって、3キロ太っていました。

この体操クラブのコーチの言葉で、次の目標を見つけた娘さんは、またやる気を出す事ができました。

子どものダイエットは、成長期ということもあり、難しいものです。


次に、母が動いた事は、娘さんのダイエットの専門家をさがす事でした。

娘さんは、二週間に一回、整体に通っています。そこで、メンテナンスをしてもらいながら、器械体操を続けてきました。

その整体は、ダイエットのために、針や耳つぼ、酵素を使った食事療法、加圧トレーニングもしてくれる専門のところでした。

器械体操のために、3ヶ月で5キロ体重を落としたいと相談すると、娘さんは、成長期なので、加圧トレーニングで、筋肉をつけつつ、痩せていくという方法をしてくれることになりました。

週に2回。加圧トレーニングをすることになりました。

食事で、一日1500キロカロリー以内の食事を、母がノートに書いて、毎日計算する事にしました。

食事は、母が作るだけでは、あきてしまって、苦しいダイエットになるかもしれないので、夕飯は、ワタミの宅配を頼んで、400キロカロリーのお弁当を毎日食べるようにしました。

目指すは、おやつも食べつつ、ストレスが少ないダイエットです。


3週間で、娘さんは、3キロ痩せて、私立中学校入学前の体重に戻りました。

ここから、5キロ。加圧トレーニングとカロリー管理で、3ヶ月かけて、痩せていく予定です。

娘さんは、器械体操を体操クラブと、今までずっと通っているショッピングモールの体操教室で、週に5日。加圧トレーニングに2日元気に通っています。

この頃、娘さんがつぶやきました。

「オレさ、私立中学校の器械体操部を辞めてよかったと思うんだよ。きっと、上手くはなれなかっただろうし、楽しくなくなって、器械体操自体をやめてたと思うんだよね。」

そうだね。人には合う合わないってあるからね。娘さんにとっては、今の道が合ってるのだと思うよ。

器械体操が、また楽しくなったという娘さんの笑顔を見れて、自信を失ってしまわずに良かったと、しみじみ思う母でした。




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# by chie_tknr | 2017-06-28 12:04 | 学校の事 | Comments(0)

娘さんが、2ヶ月間通った私立中学校に、退学の書類と荷物の引き取りで、母は、車で1時間の道のりを運転して行きました。

また、やっぱり、深夜早朝の仕事明けでした。

午後からにしてもらったので、少し眠る事が出来て、今までよりは、楽に運転していくことができました。


学校に着くと、談話室に通されました。

そして、授業の合間をぬって、学年主任の先生と、元担任の先生、今の担任の先生との3人で、話すことになりました。

先生たちは、とても緊張しているようでした。

母は、円満に、冷静に、最後まで、貫く覚悟で、話し合いにのぞみました。


学年主任の先生から、書類を渡されました。

「この書類に、退学理由を書いて、印鑑を押してください。」

談話室に、ピーンと音がするような、ものすごく緊張した雰囲気が流れました。

母は、印鑑を出しながら、瞬間的に理解しました。

先生たちの、ものすごく緊張しているのは、この書類の退学理由ではないのか・・・。

よく考えてみれば、娘さんの退学の理由を、いじめの為と、母は書く事もできるのだと、気づきました。

この書類は、学校の関係者も見るでしょう。もしかすると、公立中学校にも理由は、伝えないといけないのかもしれません。

責任は、どこにあるのか・・・。先生たちが、追及される可能性は、ものすごく高いのだろうと思いました。


母は、少し、時間をかけて、でもためらう事無く、理由を退学の書類に書き込みました。

『体調不良の為』退学します。

書いた瞬間、フーという先生たちの脱力する息づかいが聞こえてきました。

今までの緊張していた雰囲気がウソのように、なくなりました。


そういう事だったんだなぁ・・・。

書き終えた書類を渡しながら、円満に退学しようということだけを思っていた母は、なんだか、学校というものが、バカらしく感じられました。

一人の子どもの人生を真剣に考えてくれる先生には、なかなか会えないものだよね・・・。

この学校に、無理に行かせ続けなくて本当に良かったと、改めて思いました。


娘さんのこれからのために、母は、何一つ苦情的なことは、言いませんでした。

ただただ、お世話になりました。

通えなくて残念ですと、伝えました。


帰り際、少し涙ぐんだ先生たちに見送られて、荷物を持ち、私立中学校高校の門を出ました。

最後に、この学校と広がる青空の写真を撮って、いつか、娘さんが違う道に進んで本当に良かったと思えたときに、写真を見せてあげようと思いました。


あっけないほど、簡単に、30分もかからずに、退学手続きは、終わりました。


母は、車に乗り込んだ瞬間から、涙があふれてあふれて、止まらなくなりました。

娘さんが、行きたくて、ずっとがんばってきた事。

娘さんが、やっと受験して、一人で電車に乗る練習をして、通えるようになった事。

部活で、辛い思いをしながら、朝早くから夜まで、練習に参加した事。

いじめにあっても、最後まで、負けずに学校に行き続けた事。

いろいろな事が、一度に思い出されて、そして、とても可愛い制服を着る事も、もう出来なくなるのだと思うと、本当に、本当に、可愛そうで、悔しくなりました。


この悔しい気持ちも、涙も、きっと、娘さんのかわりに、母が、今感じているのだと、運転しながら思いました。


帰り道は、とてもきれいな青空でした。

きっと、この経験は、無駄にならないし、無駄にさせない・・・。

私立中学校へ行った最後の日、母は、強く誓いました。










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# by chie_tknr | 2017-06-12 08:17 | 学校の事 | Comments(3)

娘さんが進学コースのクラスにはじめて入って、久しぶりに部活に参加し、辛い思いと、捻挫をして帰ってきた日から、休日をはさんで、3日経ちました。

幼稚園の時から、ずっと診てもらっている、児童心療内科に、娘さんを連れていきました。


心療内科の先生に、娘さんが、2ヶ月がんばったけれど、もう限界で、私立中学校を退学しようと考えている事を伝えました。

疲れて座っている娘さんに、心療内科の先生は、笑顔で言いました。

「おう、そうか。よく、がんばったな。もう、気は済んだか?」

「私立中学校って言ったって、所詮、義務教育だ。部活だって規則が厳しいし、みんなと同じにさせたがるものだから、合うわけないよな。」

「一度、行ってみないと気が済まないだろ? だけど、もう、いいよな。」


娘さんは、うなずきました。


先生、今度は、公立中学校は、在籍だけにして、せいさフリースクールに、娘さんを通わせたいと思うのですが、どうでしょう?

「おお、いいな。それがいいんじゃないか?」


あの、娘さんは、能力的には、一般で通用するタイプだと思うのですが、人間関係が難しい気がします。

こういう子は、高校も、せいさでゆっくりした方が、いいような気がするんですけど、どうでしょう?

先生は、嬉しそうに言いました。

「そうそう、それが、一番いいな。高校生になれば、特性もおさまってきて、面白い友達もできるぞ。大学は一般でいけるから、大丈夫だな。」

「器械体操は、クラブでやっていくのがいいぞ。どこか、さがすといい。」

一応、私立中学校が無理な時用に、体験は済ませていて、器械体操部を退部した後に、入らせてもらうつもりです。

「おお、じゃ、安心だな。」


心療内科の先生の話を聞いた後に、娘さんがつぶやきました。

「せいさ高校なら、友達ができるかも。」


娘さんにとって、私立中学校で、何よりも辛かったのは、友達が出来なかったことと、思いっきり器械体操をする事が出来なかった事だったようです。


どんなに、良い学歴があっても、どんなに社会的な地位があっても、心が満たされない人生なら、その人は、幸せになれていないと母は、思っています。

きっと、私立中学校高校に通えている方が、周りからの見え方は良いのかもしれません。

でも、その子が、元気に楽しく過ごしていけることが一番大切だと、今回の事で、強く思いました。


心療内科の帰り道、車の中で、母は、娘さんに尋ねました。

これから、どうしたい?私立中学校は、辞めていいのかな?器械体操部に思い残す事はない?


娘さんは、少し、遠い目をして言いました。

「この2ヵ月、オレは一生懸命がんばったんだよね。でも、合わなかったんだ。だから、もう、気が済んだよ。違う道に行くよ。」

娘さんはさ、もともとは、器械体操の先生が連れて行ってくれた大学に行きたいから、姉妹校の私立中学校に行きたいと思ったんでしょ。

それなら、将来、せいさ高校から、まだその大学に行きたいなら、行きやすいように、円満に退学するようにしてあげるね。

私立中学校高校の人たちと大会で会っても、気まずくないように。体調不良ということで、退学するようにしていくけどいいかな?


娘さんは、言いました。

「オレ、その大学に行きたいと思ったら、まだ行けるんだよね。」

大丈夫、任せてね。うまく、退学してあげるからね。まぁ、その時に、まだ、その大学に行きたければだけどね・・・。


それから、車の中で、娘さんは、元気に歌を歌いながら、帰っていきました。

母は、これからの私立中学校への話の仕方を、頭の中で、シュミレーションしながら、家に辿り着きました。


家に帰り、私立中学校へ電話をかけました。

そして、学年主任の先生に、心療内科へ行った所、精神面でも体調面でも、限界という診断を受けました。

残念ですが、退学させてくださいと、伝えました。

学年主任の先生とは、進学コースへのクラス移動の時に、話し合っていたので、話が簡単に進みました。

2日後に、退学手続きと荷物の引き取りのために、母だけが、学校に行く事がきまりました。

そして、器械体操部の顧問の先生に、体調不良のために、退学になること、退部のお願いのメールをしました。

器械体操部の顧問の先生から、メールが来ました。・

「残念ですが、また別の場所での、娘さんのご活躍をお祈りします。」


全てが、簡単に、スムーズに済んでいきました。

これが、私立中学校というところなのだろうなと、公立中学校の先生たちとは違うあっさりとした感じに、驚きました。

引き止められても困るので、我が家にとっては、今回は、助かりました。


退部した次の日、娘さんは設備の整った器械体操クラブに入りました。

そこで、週3回練習をさっそくはじめました。

私立中学校の部活に通いながらも、小学校から通っているショッピングモールの中にある小さな体操教室は、辞めずに週一回練習してきていました。

新しい体操クラブの上のクラスに上がるまでは、そこを週3回に増やして練習することにしました。

娘さんが小学校で、不登校の時も、今回の大変な私立中学校の生活の中でも、変わらずに応援し続けてくれるその体操教室の先生がいるおかげで、娘さんは、器械体操を好きなまま、続ける事ができました。

新しい体操クラブと今までの小さな体操教室を、掛け持ちながら、大好きな器械体操を楽しくやっていける道へと進む事が出来た娘さんは、元気になりました。


ひどく病む前に、たすける事が出来て、本当に良かった。場所は違っても、好きな器械体操を続けさせてあげれて良かったなぁと、母は、思いました。

さぁ、後は、私立中学校との最後の話し合いを残すのみです。

円満に、円満に、心の中で、つぶやいて、確認する母でした。


~to be continued~



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# by chie_tknr | 2017-06-12 05:16 | 学校の事 | Comments(0)

娘さんは、次の日の朝、起き上がる事が出来ませんでした。

母は、ゆっくり眠らせてあげることにしました。


そして、母は、『円満退学』をするために、動き始めました。


朝8時に、私立中学校に電話をしました。

そして、娘さんが、疲れて起き上がれないので休む事と、休み明けに心療内科に行って、また連絡しますと伝えました。


朝9時に、市役所の教育委員会に電話をかけました。

母は、娘さんが小学校2年生の時、先生にひどい扱いを受けて、教育委員会に相談に行ったところ、ものすごく嫌な思いをしたことがあります。


だから、とりあえず、電話で相談する事にしました。

私立中学校を退学する上で、必要な事や、学区外の公立中学校への転校の事を、尋ねました。


電話口の市役所の人は、こんなことを言いました。

「ああ、私立中学校からの転校ですね。退学した時点で、義務教育ですから、自然に公立中学校へ転校という事になります。」

「私立中学校に、退学の事を伝えて、書類をもらって、公立中学校の校長に、電話をかけて、転校してください。」

あの、すみません。それでは、教育委員会からではなく、全部、保護者がその連絡とかは、しないといけないんでしょうか?

「ああ、そうです。こちらでは、関与しませんので、よろしくお願いします。」


公立中学校への転校なのですが、小学校の時に隣の学区に通っていた子どもは、隣の学区の中学校へ通えるとか、部活が無い場合は、ある中学校へ通えるというのがありますけれど、今回も、それでお願いしたいのですが。

「ああ、あるんですよねー。そういうこと言う人。今回は、一回私立に行ってますので、適応できません。規則で、小学校から直接公立中学校へ行く時って、きまってるんですよ。無理ですね。」

すみません、友達がいるので、転校した後に、通える可能性が高いとしても、一回、たった二ヶ月だけでも、私立中学校へ行ってしまったら、ぜったいに学区外は、転校できないのでしょうか?

「そうです。規則ですから、無理です。一度、直接、市役所にきてもらえますか?」


最後まで、冷静に・・・。と、決めていた母ですが、何かが、音を立てて、切れました!!

すみません、規則だから仕方が無いと、言われますけれど、その規則、今後話し合われた方がいいと思いますよ。

私立に行ってみたけれど、うまく行かなかった。隣の学区なら通えるかもしれないという子供さんは、他にもいらっしゃると思います。

その可能性を、考えてあげてください。

それと、転校の手続きも、公立との連絡も全て保護者がするのに、なぜ、わざわざ市役所まで行って、話しをする必要があるのですか?

こういうときは、親子ともに大変なんです。

何も、手伝えないなら、せめて、呼び出さないでそっとしてください。

我が家は、いいです。でも、この地域の教育委員会は、最悪だと言われています。

もっと、柔軟に対応できるように、考えられてみてください。


母、教育委員会とは、やっばり合いませんでした・・・。

本当に、困っている人がいる時に、毎回役立たないなぁと、しみじみ思いました。

わがままで言っている家庭と、どうしてもしかたがない家庭を見分ける事ができないから、規則を持ち出すしかないんだろうけど・・・。

隣の学区の公立中学校に転校することは、あきらめることにしました。

直接相談に行かなくて、本当に良かったと、改めて、電話で済まして良かったと思いました。


疲れ果てた娘さんが、すぐに今の学区の公立中学校へ転校しても、また一から人間関係を作って、元気にやっていけるようになるとは、思えませんでした。

それで、在籍だけさせてもらって、息子くんと同じように、せいさフリースクールに通うことにしました。

せいさの先生に電話をしました。

先生は言いました。

「あ、娘さんですね。いろいろ息子くんから、妹さんの事は聞いていますよ。大歓迎ですよ。いつでも来てくださいね。お待ちしてます。」

教育委員会の人と話して、疲れた母には、せいさの先生の言葉は、本当に救われる思いがしました。


次に、家から車で25分の距離にある、設備の整った器械体操クラブに、体験の申し込みをしました。

ここは、私立中学校が、合わなかった時のために、以前娘さんが一度体験に行ったことのある体操クラブでした。

娘さんは、足を捻挫していますが、精神面を考えれば、サポーター、テーピングをしても、次の体操クラブで早く器械体操をするほうがいいと思いました。


そして、ゆっくり休んだ次の日、娘さんの希望で、すぐに、器械体操クラブに、体験に行きました。

足に負担をかけないように、軽めに動いた娘さんでしたが、器械体操クラブの先生が、娘さんには、別メニューで、いろいろな事をさせてくれました。

体験を終えた後に、娘さんが、言いました。

「そうだよ!!これだよ!! 器械体操部では、ずっと二ヶ月走りこみと筋トレばかりしていたんだよ。一つも技を習えなかったんだよ。でも、今日は、久しぶりに技を教えてもらえて、思いっきり動けて、楽しかったよ!!」

昨日まで、辛そうだった娘さんが、器械体操クラブの体験で、久しぶりに笑顔をみせました。

「オレは、やっぱり、楽しく器械体操をしていきたいんだよね。部活は、合わなかったなぁ。」


娘さんは、よくがんばったよと言いながら、元気になってきた娘さんの姿に、本当にホッとした母でした。


~to be continued~



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# by chie_tknr | 2017-06-12 04:07 | 学校の事 | Comments(1)